肉球せんせいの育児とごはん

食いしん坊なアラフォー初産女医が育児に奮闘しながら綴る備忘録。

安定期までの3か月の道のり

初めての妊娠!無理するなって…どこまでだよ!?

女医と言えど、いざ自分が実際妊婦になってみると(特に産科が専門外の場合は)もう完全にド素人である。(※なので、TV等で専門外の知識について言及する医師に関しては話半分に聞いた方がよいw)
というか、ヘタに病気の知識ばかりあるせいで、そりゃもう不安だらけである。

 月経周期がきっちり一定だったせいで、妊娠発覚はぴたり5週目であった。幸い、医局の仲間たちが出産ラッシュだったおかげで早速相談。
まずは「婦人科にて胎嚢の確認」そして確定後すぐに「産院選び」を指示されるw 心拍確認までは流産率も最も高く、母子手帳はまだ取りに行かないでよいと。
そして、とにかく体を大事に、無理をせず、とみんなから言われる。 

・・・しかし、無理をしないってなんだ?どこまで??

 フツーに仕事もしてるし、仕事柄変な体勢でオペしたり処置中に暴れる患児に蹴られたりもする(;´Д`)どうすりゃええんや・・・
一応産業医学的には「10㎏以上の重いものを持たない」という規定。
とはいえ、第2子妊娠のお母さんなら上のお子さんを抱っこすることもあるだろう。

結局は、「自分が痛い・辛くない状態を維持する」というなんともふわっとした注意しかできなかったが、それでよいらしい。
まぁ、妊娠初期段階での流産は遺伝子異常によるものなので気をつけようがないともいえる。(だったら何故無理するなと言われまくるのだろう!?)

あまり心配しすぎず、普通に過ごすのが一番なのではなかろうか。 

医学的知識に関しては、宋美玄先生の著書を参考にしました

同期や先輩後輩にも産婦人科医がおり、個人的にLINEでもお世話になったけど。書籍化されており、広く一般に参考になる本としては、食事会で何度かご一緒させて頂いた宋美玄先生のブログや書籍がとーっても分かりやすく助けになった!!(特に同期にLINEもできない夜中とか)
実際に現在進行形で子育てされており、妊娠前から色々読ませてもらっていたが、まさか個人的な食事会で初めてお会いして、その直後に自分が妊娠するとはw

共通の知人も多かったので、安定期に入るまでの不安な時期、産院の健診以外にも飛び込みで受診しにいったりとお世話になりましたm(_ _)m

安定期に入るまではメンタル不安定でも当たり前!おすすめコミックエッセイ

さて実際に妊婦生活が始まり、幸いに悪阻はほぼなかったのだが・・・
その分、がっつりメンタルに来た。
元々生理痛もないのだが、その分かなり毎回PMSでメンタルがやられるタイプ。それは妊娠でも同じだった・・・。

自分が子供なんて宿していいのか当時実母との関係も微妙であったため、とにかく自分を責めて不安で潰れそうに。毎晩号泣したり、私が嫁でゴメンナサイなどと糞めんどくさいウダウダを旦那に聞いてもらっていた(T-T)もう感謝しかない。

後日女医仲間に聞いてみると、これも妊婦あるあるらしい・・・(T-T)
幸せそうな妊婦のCMを見ては「私こんなに幸せだなんて思えない」と激しく落ち込んだり、子供が生まれてきて可愛いと思えるのか不安になったり。
なんか妊婦って、なんかわかった瞬間から愛おしげにおなか撫でたりするイメージだったけど・・・

 ぜんっぜんそんなことなくてもいーんだからな!!!

と当時の自分に伝えたいwwwそんなことで落ち込まんでもいいのだ!
だいたいさー日本の母親のイメージ像が神格化されすぎてんのよねw焦らずともゆっくり心身共に変化してくるらしい(現在真っただ中)。

同時期に妊娠出産のコミックエッセイなどを読んだが、同じように不安でもいいんだよ、というものが増えてきていて助かる。
特に励まされたのがこちら。かなりリアルな感情に近かった。

この時期ってさ、安定期前だからごく一部の人にしか妊娠したこと言えないし、めちゃくちゃ孤独な時期でもあるんだよねー。。。
だからこそ、等身大のリアルな声はすごく励まされ、何度も読んだ。(ただし、出産後の大変さはこの時読むと「無理~」となるので、妊娠中のパートのみ読むのがお勧めwww)
あとは、こちらも面白かった!TwitterでBuzzってた漫画で興味があったが

コミック読んでみたらなかなかシュールでじわじわくるww
こちらのTwitterでさわりが読めるので、ためしにどうぞ。うちの旦那はシュールすぎてついてこれなかったらしいが、私は体の中の変化がちょっと笑って見れたので、いい気分転換になったww

誰でも最初は初心者プレママ&パパ。便利アプリでゆっくり知識をつけていく!

同時に、妊婦に有用なアプリをDL。これは非常に(夫婦ともに)役に立った!
有名どころではトツキトオカninaruなどがあるが、私たちはまず手始めに、

ninaru 妊娠〜出産まで妊婦向け情報を配信!

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  • EVER SENSE, INC.
  • メディカル
  • 無料

ninaru(ニナル)を選択。絵柄がかわいいし、毎日情報が更新されるので。
特に旦那は「この時期の妊婦は不安が強いので根気強く聞いてあげましょう」という情報が大変役に立ったらしい。いやぁー、実によいアプリだ。
ちなみに、ある程度知識もつき、日々のマタニティライフを楽しめるようになった妊娠5か月に入った今は体重記録やその日の気分を書き込めるトツキトオカの方に移行中。健診で聞きたいことをメモ出来たり、アラーム機能もついているので大変便利╰(*´︶`*)╯ 


アプリや書籍は他にも色々といいものがたくさん出ているようなので
興味があれば調べてみると楽しいかも。とりあえず私はこれで大変救われたので、おすすめです。


あとは、なにより1~2年以内に出産した友人たちの存在。
これはもう何よりも代えがたい支えでありました。もしそういう友人がいたら、この時期はホントに甘えてしまうのが吉!
私もまだまだ甘える側ですが、もし友人が自分のあとに同じ状況になったら、どんなつまらない不安でも聞きたい気持ちです。